インターネットの普及によって「あったら便利グッズ」も「買い方」も「買える場所」もカンタンに情報を得ることができます。
コンセントプラグは、今は100円ショップにも売っています。とても便利な世の中です。
しかしながら、外貨両替に関して言えば、逆に情報がありすぎてわかりにくい‥。そこで、私自身の過去の失敗談を交えながら外貨両替のポイントをご紹介していきます。
豪ドルはこうして手に入れろ
結論から言うと用意するのは「マネパカード 」と「ソニー銀行のSony Bank WALLET」です!
筆者も当然オーストラリアに行く際には、この2枚のカードの愛用者です。なんせ最安値水準での両替で、使い勝手が抜群です。
「マネパカード」おすすめポイント
- 為替手数料がたった+20銭!
(マネーパートナーズFX口座が必要です) - 引出手数料が$2.5+ATM使用料($2程)
- 多額の現地通貨を持ち歩かないで必要な都度、ATMから引き出せる!
- 日本円を持ち歩くリスクがない!
- 現地両替所を選別する必要がない
- だまされるリスクがない!
「Sony Bank WALLET」おすすめポイント
- 為替手数料が+45銭!
- 引出手数料が引出額の1.76%+現地ATM使用料($2程)
- 多額の現地通貨を持ち歩かないで必要な都度、ATMから引き出せる!
- 日本円を持ち歩くリスクがない!
- 現地両替所を選別する必要がない
- だまされるリスクがない!
どのくらい安いの?
マネパカードとSony Bank WALLETを使った外貨両替はどのくらいお得であるか、ほかの方法と比較してみましょう。
※本記事の調査日「2019年1月25日の午後17:31」
リアルタイム為替レート
【円⇒豪ドル】が78.01円
(以降、相場レートと呼ぶ)
次の「外貨両替シミュレーション表①」をご覧ください。
両替スタイル | 為替 手数料 |
両替 単価 |
ATM 引出料 |
ATM 使用料 |
日本 (両替所) |
9.45円 | 87.50円 | なし | なし |
オーストラリア (両替所) |
2.90円 | 80.95円 | なし | なし |
Sony Bank WALLET |
0.45円 | 78.50円 | 引出額の 1.76% |
2~3㌦ |
マネパカード (FX口座使用) |
0.20円 | 78.25円 | 2.5㌦ | 2~3㌦ |
「外貨両替シミュレーション表①」
表の説明
①為替手数料とは‥
為替手数料とは、いわゆる両替所の儲けを示します。
為替手数料の表し方は、各両替所の定めるその日の仲値(※1)から相場レートを引いた金額です。
仲値とは
仲値とは、金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレートのことです。TTMともいい、金融機関が毎朝9時55分の為替レート(相場)を参考に決定します。仲値で決定された取引レートは、余程大きな為替変動がない限り、その日一日の間適用されることになります
実際に計算してみましょう。
同日、日本の銀行系両替所の仲値が87.50円(三菱UFJ銀行を参考)
為替手数料(日本両替所)
仲値87.50円 - 相場レート78.05円
= 9.45円(為替手数料)
オーストラリア現地両替所の仲値が80.95円(THE Currency Exchangeを参考)
為替手数料(オーストラリア両替所)
仲値80.95円 - 相場レート78.05円
= 2.90円(為替手数料)
「Sony Bank WALLET」と「マネパカード」の為替手数料は、一律料金です。
Sony Bank WALLETの価格(同日の17時30分)
★Sony Bank WALLET一律0.45円です。
相場レート78.05 + 0.45円 =78.50円
マネパカードの価格(同日の17時30分)
★マネパカードは、一律0.20円
相場レート78.05 + 0.20円 =78.25円
②両替単価とは‥
両替単価とは、豪ドルを買うために、いくら円が必要かという金額です。
すなわち、両替単価が低い方がレートが良いということです。
両替単価計算式
相場レート + 為替手数料
③ATM引出料とは‥
「Sony Bank WALLET」と「マネパカード」では、自身の外貨口座からオーストラリア国内のATMで出金する時に掛かるコストです。
※日本国内のATMでは、豪ドル外貨の引出しはできません。
④ATM使用料とは‥
オーストラリア国内のATMを利用する際の手数料です。各銀行の定める設定手数料になります。目安は、2~3㌦程度になります。
説明が長くなりましたが、さっそく計算していきます。
豪ドルを1,000ドル購入したとして各両替スタイルにどのような金額の差がでるか、下記「シミュレーション表②」をご覧ください。
「シミュレーション表②」
両替 スタイル |
両替単価×1000豪㌦ +コスト |
両替金額 | 差額 |
マネパカード (FX口座) |
78.25円×1000㌦ +ATM引出2.5㌦ +ATM使用3㌦ |
7万8929円 | ±0 |
オーストラリア (両替所) |
80.95円×1000㌦ | 8万0095円 | -1,166 |
Sony Bank WALLET |
78.50円×1000㌦ +ATM引出17.6㌦ +ATM使用3㌦ |
8万0106円 | -1,177 |
日本 (両替所) |
87.50円×1000㌦ | 8万7500円 | -8,571 |
「マネパカード」が一番安い結果となりました。続いて「オーストラリア両替所」⇒「Sony Bank WALLET」⇒「日本の両替所」という順番です。
日本の銀行で両替は、誰から見ても論外ですね。金券ショップは安いとよく聞きますが、豪ドルに関していえば、同じく論外です。
オーストラリア現地両替が思いのほか健闘したのではないでしょうか!まだまだ現金派という方には朗報です。
しかし、レートの良い両替所の選別は大変ですし、やはり多額の現金(日本円)を持ち歩くことはリスクが増えます。安全面に対してもカード系はおすすめです。
こんな旅行スタイルの方におすすめ
- 現金(日本円)を持ち歩く・ホテル備え付け金庫に不安を感じる
- デビット払いが主な方
- 余った豪ドルを日本円に再両替したい
マネパカード・Sony Bank WALLETは、『デビット払い』手数料が無料です。
外貨口座の豪ドル預金が引き落とされるため、通常のデビットカードのように、日本円預金口座から国際ブランドが定める為替手数料を引き落とされることがありません。
また、ATMから出金しなかった余った豪ドルは、マネパは手数料なし・Sony Bank WALLETは+45銭で日本円に相場レートで再両替することができることも、うれしいサービスです。
それぞれの特徴
この2枚のカードは、はたしてどっちがよいのか!!ですが、それぞれ特徴がありますので、スタイルにあった方を選んでいただければと思います。入会費・年会費無料ですし、2枚持ちも有りだとおもいます。
☆マネパカードの特徴
- とにかくコスパがよい
- 口座開設から入金、外貨両替、チャージと工程がやや多い
- スマホアプリからの手続きができない
☆Sony Bank WALLET
- コスパがマネパに劣る
- 口座開設から外貨預金、出金までの工程が少なく簡単です
- スマホアプリで手軽に手続きができる
最後に注意点です
- 入金は日本時間で銀行の営業時間外の振込は、翌営業日となってしまう。
- 日本の土日となる時間帯は、両替ができません。
- 為替手数料を格安の20銭を実現するためには、マネパカード(チャージカード)とマネパFX口座の2つを開設する必要があります。
まとめ
いかがでしょうか。マネパカード・ソニー銀行のSony Bank WALLETを使ってコスパ良く、手軽に安全に外貨両替してみませんか。
現地で現金両替も良いですが、年会費のかからないカードですので持っていて損のない2枚です。
ATM操作に英語はちょっと!という方もいらっしゃると思いますが、安心してください。 ANZという銀行ATMなら言語表示を日本語に変更が可能です。
大手銀行なので空港内にも必ず1台以上、市内にはいたるところにあります。